これから迎える超高齢化社会に向けた終活カウンセラー

一般社団法人の終活カウンセラー協会というところが行っている検定で、川越で受けてまいりました。
そもそも終活ってなんだろう??というところなのですが、終活というとある意味ネガティブなイメージな感じがしますが、この研修で学んだのは、人生の終焉を考えることを通じて自分を見つめ直し、今をよりよく自分らしく生きるためにやる、将来に向けての前向きな準備ということでした。死ぬ準備ではなく、より良く生きていくこと、また人生をもっと大切に生きる、ということだと思います。

 基本的に終活カウンセラーとして要求されるものは、カウンセラーとしてじっくり話を聴けるスキルが要求されます。終活に必要な幅広い知識を持ち、終活に関する抽象的な「悩み」の中身が、どの分野の悩みであるのか見極め、その種の専門家につなぐことができる、「シニアのお困りごと案内人」になることです。

 私は税理士として働いているので、税理士としてサポートできる分野も多いかと思いました。悩める高齢者を少しでも助けてあげられたらなと思いました。

 具体的な「終活アクション」は何なのか。それは、自分の「過去」「現在」を見つめなおし、より良い生き方につなげていくのが目的です。その最初のステップが「過去」を振り返る作業なのです。

 大きな流れとしては、
生まれてからの歩みを振り返る
 どんな町で育ち、学び、生きてきたか、どんな場所に行ったことがあるかを振り返る
 今までの病気やけがを振り返る
 「ありがとう」を言いたい人のリストを作る

などです。まずは自分の生年月日、父母の名前、出生地、年代を追って学校や就職先などを書き込んでいくと整理がついていくと思います。

「なぜ?」というのは自分を深く知る魔法の言葉で、過去の自分の勘定の洗い出しをするとよりきめこまかく自分自身と向き合うことができます。
「ありがとう」リストを紙に残しておくことで自分の大切な人と家族がつながることができます。

過去の振り返りをしたら次は「現在」を見つめる作業です。「今の自分を受け入れる」アクションをおこします。あわただしく過ぎる毎日のなか、自分の現状をさまざまな角度からきちんと把握することはだれしもが意外とできていないことですよね。具体的な「今の自分を受け入れる」作業とは
貯蓄や証券、不動産など、財産状況を把握する
 さまざまな契約や手続きが人任せになっていないか確認する
 現在の健康状態を把握する
 自分の宗教を考える
 性格や特技、自慢、好きなことをあらためて見直す
 家族や親せき、友人との関係を見つめる

この先の人生で、やりたいことを実行するためには、まず今の自分をきちんと把握する必要があります。

そして最後のステップになりますが、「これからの人生を考える」、自分の終わり方をイメージする作業です。これから会いたい人、行きたい場所、やってみたいこと、そしてどこで、どんな形で最後の時間を迎えるか、自分はどうしたいのかを考えてみることです。

また、終活のひとつとして考えておいたほうがいいこと、それは自分が認知症になる可能性があるということです。認知症になってしまうと意思能力がないとされてしまい、財産管理、契約などの法律行為ができなくなってしまいます。そうすると相続税対策などはなにひとつできなくなります。

 そこで最近注目されているのが「家族信託」という制度です。所有権には「管理する権利」と「お金をもらう権利」があり、この「管理する権利」だけを家族に託す、というものです。この制度を準備しておけば認知症になったときにも指定した家族が法的な取引はできるので安心です。準備しておかないとないと成年後見制度を活用しなければいけなくなり、亡くなるまで多額のお金がかかってしまう可能性が出てきてしまいますのでご注意ください。

 家族信託は2007年にできた、まだ新しい制度で、信託契約書の作成や不動産の場合は信託登記が必要となります。認知症と診断されたあとでは、家族信託ができなくなってしまいますので元気なうちにご準備していくことも大切ですよね。実績のある司法書士さんがお知り合いにいますのでその時はご紹介できます。

 以上、長々とお話してまいりましたが、今日はこの辺で終わりにします。また終活のUpdateができるときにまたUpしますね。