メール CONTACT
TEL TEL
LINE LINE
複雑な経理業務をインボイス対応で経理効率化する!会計ソフトの選び方 | 千葉かつこ税理士事務所
電話番号 0493-53-4662

営業時間|8:30〜17:30 土日祝休

メール お問い合わせ
閉じる
  • 会計について

複雑な経理業務をインボイス対応で経理効率化する!会計ソフトの選び方

複雑な経理業務をインボイス対応で経理効率化する!会計ソフトの選び方

2023年10月1日から始まったインボイス制度は、多くの事業者にとって請求書の発行・受領、そして経理処理の複雑化という新たな課題をもたらしています。
特に、消費税の複数税率への対応や、保存義務の強化は、日々の業務に無視できない負担を生じさせていることでしょう。
しかし、これらの変化は、適切なツールを活用することで、むしろ経理業務全体の効率化を推進する機会ともなり得ます。
今回は、インボイス制度導入によって具体的に経理業務がどのように変化するのかを詳細に解説し、会計ソフトを用いた効率化の道筋、そして自社に最適なソフト選定のための具体的なポイントまでを網羅的にご紹介します。

インボイス制度導入で経理業務はどう変わる?

請求書発行・受領処理の煩雑化

インボイス制度の開始に伴い、請求書には「適格請求書発行事業者登録番号」の記載が義務付けられるケースが増加しました。
これにより、既存の請求書フォーマットの見直しや、取引先が登録事業者であるか否かの確認作業が新たに発生し、発行側の事務負担が増加します。
受領側においても、受け取った請求書がインボイスの要件を満たしているかを確認する作業が必要となるため、請求書処理全体のフローが複雑化し、担当者の業務負荷が増大する傾向にあります。

税率区分と端数処理の複雑化

消費税の軽減税率制度とインボイス制度が併存する状況下では、標準税率(10%)と軽減税率(8%)の区分経理がより一層重要になります。
さらに、インボイス制度では、税率ごとに消費税の端数処理を個別に行うことが原則と定められました。
これにより、これまで一括で行うことができた端数処理ができなくなり、計算ミスや処理漏れのリスクが増大します。
これらの複雑な計算ルールへの対応は、経理担当者にとって大きな負担となります。

保存義務への対応負荷増大

インボイス制度下において、仕入税額控除の適用を受けるためには、原則として7年間、インボイス(適格請求書、またはそれに代わる区分記載請求書等)を保存する義務が生じます。
紙媒体での保存はもちろんのこと、電子データであっても、一定の要件を満たした状態で保存しなければなりません。
請求書の発行・受領件数が増加する中で、これらの書類を正確かつ効率的に管理・保存するための体制構築は、人的・時間的コストの増大に直結します。

会計ソフトでインボイス対応の経理効率化

請求書発行・受領機能による自動化

インボイス制度に完全対応した会計ソフトは、請求書作成時に登録番号を自動で印字したり、インボイスの要件を満たすフォーマットでの出力が可能です。
これにより、請求書発行業務の手間を大幅に削減できます。
また、受領したインボイスをスキャンして取り込んだり、メールで受信したPDFデータを直接取り込んだりする機能も搭載されており、手入力によるデータ化や管理作業の効率化を実現します。

税率と経過措置自動計算機能

会計ソフトは、品目ごとに設定された税率(標準税率・軽減税率)を自動で判別し、消費税額を正確に計算します。
さらに、インボイス制度施行後も一定期間適用される経過措置(インボイス発行事業者ではない取引先からの仕入れに係る消費税額の6割・4割控除など)についても、自動で計算・適用してくれる機能が搭載されています。
これにより、複雑な税率計算や経過措置の適用ミスを防ぎ、経理処理の正確性を担保します。

仕訳と記帳の自動化効率化

会計ソフトは、取り込んだ請求書データや、発行した請求書情報をもとに、自動で仕訳を作成する機能を持っています。
勘定科目の自動判定や消費税の自動計算機能により、日々の記帳作業にかかる時間を劇的に短縮できます。
さらに、電子帳簿保存法の要件に対応したデータ保存機能と連携させることで、保存義務への対応も効率化され、経理業務全体の生産性を飛躍的に向上させることが可能です。

インボイス制度特有の複雑な経理処理をどう乗り越える?

適格請求書発行事業者登録番号の管理方法

自社がインボイス発行事業者となる場合、税務署へ申請して登録番号を取得し、発行する請求書へ正確に記載する必要があります。
取引先がインボイス発行事業者であるか否かの確認は、国税庁のウェブサイトで検索・確認できますが、取引先が多い場合は、登録番号や事業者区分を一覧で管理できる台帳を作成したり、会計ソフトの機能を利用したりするのが現実的です。

経過措置期間中の仕訳方法

インボイス発行事業者ではない取引先からの仕入れにかかる消費税については、2026年9月30日までの間は仕入税額の6割、続く3年間は4割を控除できる経過措置があります。
この期間中は、インボイスの記載有無や取引先の登録状況に応じて、控除できる消費税額が変動します。
会計ソフトの経過措置対応機能を利用すれば、これらの複雑な計算を自動で行えますが、手作業で行う場合は、適用率を細心の注意を払って確認し、仕訳を正確に計上する必要があります。

保存期間と管理方法の確認

インボイス制度下で仕入税額控除の適用を受けるためには、原則として7年間、インボイスの保存が義務付けられています。
保存する際は、取引年月日、取引金額、取引先名などが一覧から容易に検索できる状態で保管することが求められます。
紙媒体は原本を、電子データは真実性・可視性の要件を満たして保存しなければなりません。
会計ソフトの電子帳簿保存法対応機能などを活用し、整理された状態で保存できる仕組みを構築することが、コンプライアンス遵守と業務効率化の両立に不可欠です。

自社に最適なインボイス対応会計ソフトの選び方

必須機能インボイス制度対応自動仕訳などの確認

まず、導入を検討している会計ソフトがインボイス制度に完全に対応しているかを確認することが最優先です。
具体的には、登録番号の記載、標準税率・軽減税率の自動計算、経過措置への対応、インボイス様式への対応などが挙げられます。
また、仕訳の自動化精度や、電子帳簿保存法に対応しているかどうかも、業務効率化の観点から重要な確認項目となります。

導入・運用コストの比較検討

会計ソフトの費用は、初期費用、月額利用料、オプション機能の利用料など、多岐にわたります。
インボイス制度対応機能が標準装備されているのか、追加費用が発生するのかを確認し、自社の予算と照らし合わせて比較検討することが重要です。
機能が充実していても、自社で必要としない機能にまで費用をかけるのは避け、コストパフォーマンスの高い製品を選ぶようにしましょう。

サポート体制や連携機能の評価

導入時に専門的な知識が必要となる場合や、操作に不安がある場合に備え、充実したサポート体制があるかを確認しましょう。
電話やメールでの問い合わせ対応、導入支援セミナー、豊富なFAQなどが提供されていると安心です。
また、自社で既に利用している給与計算ソフトや販売管理ソフト、銀行口座などとの連携が可能かどうかも、データ入力の手間を省き、業務全体の効率を高める上で重要な評価ポイントとなります。

まとめ

インボイス制度の導入は、経理業務に請求書処理の煩雑化や計算・保存の複雑化といった新たな負担をもたらしました。
しかし、これらの課題は、インボイス制度に対応した会計ソフトを活用することで、大幅な効率化が可能です。
請求書発行・受領の自動化、税率・経過措置の自動計算、仕訳・記帳の効率化など、会計ソフトは経理業務の負担を軽減し、精度を高める強力な味方となります。
自社に最適なソフトを選ぶためには、必須機能の確認、コスト比較、サポート体制の評価が重要です。
制度変更に適切に対応し、経理業務を効率化することで、事業の成長に集中できる環境を整えましょう。

CONTACT

税務、事業承継、ご融資など、会計については、
こちらからお問い合わせください。

お電話・メールフォームにてお問い合わせを受け付けております。

メール